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シンポジウム「HIV/エイズとともに生きる人々の仕事・くらし・社会」

現在、毎年新たに1,500人以上の方が「自分はHIV陽性である」ことに気づいており、 全体の約8割が「免疫機能障害」という身体障害者としての認定を受けています。 今後は医療の現場ばかりでなく、福祉サービスの利用者のなかに、HIV陽性者が増えていくことが予想されます。 一方で、医療・福祉サービスの提供側の多くは、未だにHIV陽性者を受け入れる準備ができていません。

このシンポジウムでは、全国33ヵ所のエイズ診療中核拠点病院、エイズ診療ブロック拠点病院、 エイズ治療・研究開発センターに受診しているHIV陽性者1,200人の声を集約した調査結果をご紹介します。
さらに、HIVに関わる各領域で活躍されているエキスパートの方々をお招きし、調査結果から見える課題をどのように連携して解決していくのかを、 地域の支援者、医療者、福祉専門家はもちろん、職場や地域をともにする一般市民に求められていることは何なのか、ともに考えたいと思います。

■開催日時
 2009年11月26日(木) 18:00~20:00
 (第23回日本エイズ学会学術集会・総会サテライトシンポジウム2)
 ※参加費無料、学会員ではない方もご参加いただけます。
■会場
 名古屋国際会議場 第5会場(会議室141+142)
 愛知県名古屋市熱田区熱田西町1-1
 Tel:042-683-7711
 (地下鉄西高蔵駅または日比野駅より徒歩約5分)
■主催
 財団法人エイズ予防財団
 平成21年度厚生労働科学研究費補助金(エイズ対策研究事業)
 「地域におけるHIV陽性者等支援のための研究班」研究成果等普及啓発事業
■プログラム
1.調査報告
「HIV陽性者の生活と社会参加に関する調査研究報告」
 若林チヒロ(埼玉県立大学保健医療福祉学部)
 生島嗣(特定非営利活動法人ぷれいす東京)
2.各職域の専門家によるコメント
「ソーシャルワーカーの立場から」
 岡本学(独立行政法人国立病院機構大阪医療センター)
「産業医・公衆衛生の立場から」
 鎌倉光宏(慶應義塾大学大学院)
「看護師の立場から」
 村上未知子(JANAC HIV/AIDS看護学会)